電動パーキングブレーキ(サイドブレーキ)とは
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今回はトヨタの「電動パーキングブレーキ」について解説していきます。

目次

電動パーキングブレーキとは?

読んで字のごとくですが、従来のケーブル式サイドブレーキペダル、サイドブレーキレバーではなく、オート(自動)又はスイッチ操作で簡単にサイドブレーキを電動作動、解除させる事ができるのが「電動パーキングブレーキ」です。

現在搭載されている車両はごく一部ですが徐々に増えつつあります。

ちなみに電動サイドブレーキに慣れるまではついついフッドサイドブレーキを踏んでしまいスカると言うあるある(笑)

また付帯機能としてさらに便利な「ブレーキホールド」機能も付いてきます。

ブレーキホールドとは?

HOLDボタンを押して「ブレーキホールド機能」をON後、信号停止時などで車両が完全停止後ブレーキペダルをから足を離しても自動でブレーキをかけ車両停止状態をホールドしてくれる(ブレーキをホールドしてくれる)便利な機能が「ブレーキホールド機能」です。

特に渋滞など進んで止まってを繰り返す運転状況の時はブレーキペダルから足を離せるので疲労の軽減になります。

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構造

後輪ブレーキキャリパーに電動パーキングブレーキ用モーターを取り付け、作動をコンピューター制御させる事で、パーキングスイッチのON、OFF操作による手動パーキングブレーキだけではなく、自動パーキングブレーキを可能にさせています。

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パーキングブレーキの作動状態の見方

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  • ランプ点灯時はサイドブレーキ作動状態
  • ランプ消灯時はサイドブレーキ解除状態

赤色LEDランプで現在の状態を表しています。

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もちろん今まで通りサイドブレーキ作動中はメーター内にサイドブレーキの警告があります。

使い方

シートベルトを装着しないとサイドブレーキは解除できません。以下省略します。

1、手動で作動、解除させる場合

スイッチを数秒押すとサイドブレーキ「解除」しLEDランプ消灯。

スイッチを数秒引くと「作動」しLEDランプ点灯します。

たったこれだけですか、数秒間スイッチ操作を保持しておく必要があり、一瞬のスイッチ操作だと反応しません。

2、自動(オート)で作動、解除させる場合

オートサイドブレーキON時は

Pレンジ以外で「自動解除」しランプが消灯。

Pレンジに戻すと「自動作動」しランプ点灯します。

※オートパーキングブレーキ機能をOFFする事もできます。

ちなみに通常はオート作動で使用するので特に操作方法を覚える必要はなくサイドブレーキの引き忘れ、戻し忘れがなくなります。しかしなんでもかんでも便利になり過ぎて脳が劣化しそうですね(笑)

3、ブレーキホールドの使い方

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HOLDスイッチ押して「ブレーキホールド」機能をオンにさせるとメーター内に「HOLD」の緑色ランプが点灯すれば作動できる状態です。

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信号などで完全停止させてから、ブレーキから足を離すと画像のようにメーター内に黄色の「HOLD」が点灯すると作動し、ブレーキが効いたままになります。

この状態でアクセルペダルを踏むとブレーキホールドを解除できます。

メリット

1、サイドブレーキ作動、解除忘れが無くなる

サイドブレーキが全自動なので作動、解除し忘れる事が無くなり、サイドブレーキ工程がいらなくなるので運転が多少ですが楽になります。

2、渋滞時が楽になる

渋滞時にシフトをP又はNレンジにしてサイドブレーキを引かなくても、ブレーキホールド機能をONにしておけば、ブレーキペダルから足を離すだけでブレーキ保持されるので楽になります。

また渋滞だけではなく信号や踏切でも十分役に立ちます。

注意

トヨタ車の場合「全車速追従機能付きクルーズコントロール」は現在セーフティセンスP搭載車であればほぼ付いてくる機能ですし「ヒルスタートアシストコントロール」に関しては「電動パーキングブレーキ」機能が付いていればより強固なものになりますが、従来通りでも十分なのでこれら2つの機能は「電動パーキングブレーキ」機能のメリットではないと思います。

言ってる事がわからない人は理解しなくても大丈夫な話しなので飛ばして下さい(笑)

デメリット

1、パーキングブレーキを引き忘れる

電動パーキングブレーキに慣れると、サイドブレーキペダル、レンジ付き車に乗るとサイドブレーキを引き忘れます。

まぁMT車か勾配のきつい坂道以外ならサイドブレーキ引き忘れても問題は特にないですけどね。

2、バッテリ上がり時解除できない

バッテリ上がり時には、車種専用の解除方法があり工具が無いと基本的はサイドブレーキを解除することができない。

バッテリを繋ぐが交換すれば済む話しですけど。

3、故障時も解除できない

車種専用の解除方法があると言いましたが、それすらも役に立たない故障の場合は4輪レッカーで整備工場に運ぶしか無くも、はやお手上げですね。

4、最後に搭載車車両が少ない

これは電動パーキングブレーキのデメリットではないですが、そもそも搭載車車両が少ない過ぎるんであえてデメリットにします!!

まとめ

いかがだったでしょうか?

実際デメリットと言うデメリットは、故障時くらいですがこればっかりは何とも言えないので、メリットの方が大きいと思います。

ただ本当に搭載車が少なすぎるので、高級車から順番に装着して需要を増やし部品単価を下げてもらって大衆車に普及させてほしいですね(笑)

それでは

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